『老人性難聴』について

2022/11/1 火

老人性難聴とは

年齢を重ねるにつれて聴力は衰えますが、それと並行して脳の中枢機能の低下、そして言葉を認識する認知機能の低下が合い交わって起こる『加齢による聴覚障害』のことです。

それは、単に音の聞こえが悪くなっているだけではなく、音がどの方向から聞こえているのかわかりにくくなり、大勢が同時に話しているときに会話を聞き逃してしまうことがあるため、ゆっくり話してもらわないと理解しづらいケースが出てきます。

【老人性難聴は年齢が上がるにつれて発生の頻度が高くなる傾向にあります】
・65歳以上では、約25~40%
・75歳以上では、約40~60%
・85歳以上では、約80%

老人性難聴のリスク要因

・動脈硬化
・高脂血症
・糖尿病
・高血圧 等

老人性難聴が認知症の最も大きな危険因子

難聴があると音の刺激や脳に伝えられる情報量が少なり、脳が萎縮したりや神経細胞が衰えていく場合があります。それにより認知症の発症に繋がる可能性があります。
また、難聴があると周囲の人たちとコミュニケーションがうまく取れなくなり、人との関わりを避けるようになってきます。
そして、人との関わりを避けるうちに抑うつ状態になったり、社会的に孤立してくるとそれも認知症の発症に繋がる可能性があるといわれています。

老人性難聴になったら・・・

軽度のうちから補聴器を装用しましょう。

不必要な強大音を避け、規則正しい生活を心がけることが大事です。

ひまわり補聴器センターでは、難聴者の聞こえの改善はもちろんのこと、その方の生活環境に及ぼす影響などについてもご相談をいただくことがあります。
その中で『補聴器を装用』することで、“認知機能の低下を予防できる” など側面的な効果の可能性もご説明させていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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