難聴による「認知機能の低下」について

2022/7/5 火

難聴と認知機能の関係性について、皆さんはご存知でしょうか?

難聴により音や会話が聞こえにくくなることで、聴覚を必要とする日常のさまざまな活動が減少し、認知機能の低下がもたらされると言われています。

例えば、

「聞こえ」が悪くて会話が成り立たないと、“声は聞こえるけど、内容がわからない”ということが多くなり、やがて聞くことを止めてしまうことも考えられます。
聞くことを止めると、家族や周囲の人とのコミュニケーションが減ってしまいます。

こういった「聞こえ」の低下に伴って現れるトラブルから、周囲の方々との関係が煩わしく接触することが面倒になり、活動性が低下することが認知症発症につながると言われています。

 

また、加齢性難聴は脳の神経細胞の減少や障害が原因となりますが、認知機能の低下も同じように脳の神経細胞の減少や障害により起こります。

よって難聴がある人ほど並行して認知機能も低下しやすいと言えます。

 

「聞こえ」が悪くなっても「聞きたい」という気持ちは残っています。ですから脳は、何とか音や声を聞き取ろうと必死に働きます。

その結果、「聞く」以外の他の認知的作業が減ってしまい、それが脳の機能の低下につながります。

難聴になった場合の変化の例  

1.消極的で引っ込み思案になる。

2.人との接触が面倒になり、引きこもりがちになる。

3.「聞こえない」ことによる《疎外感》《孤独感》《劣等感》《怒り》《苛立ち》《自己嫌悪》などをいだき、周囲の言動に神経質になる。

4.他人の話を聞かず、一方的に自己主張し、攻撃的な感情が多くなる。(怒りっぽくなる)

5.難聴者の約半数が、うつになる可能性が高い傾向がみられる。
難聴 ⇒ 孤独 ⇒ うつ ⇒ 認知症につながる可能性が高い。

ひまわり補聴器センターでは、難聴者の聞こえの改善はもちろんのこと、その方の生活環境に及ぼす影響などについてもご相談をいただくことがあります。
その中で『補聴器を装用』することで、“認知機能の低下を予防できる” など側面的な効果の可能性もご説明させていただきます。

 

《「聞こえ(老人性難聴)」と、最新の補聴器について》の講話を無料でさせていただいております。

「聞こえや補聴器について、補聴器販売店や補聴器を取り扱っている眼鏡チェーン店に相談に行きたいけど、相談すると購入しなくてはならないのでは?」
「聞こえにくいことによる認知機能の低下が心配」
といったお悩みをされている方々にご来場いただいております。

会場によっては、聞こえでお困りの方を対象に聴力測定もさせていただいております。
(新型コロナウイルスの感染予防のため、聴力測定を実施していない会場もございます。)

販売行為は一切致しませんので、聞こえでお困りの方、ご家族で聞こえにくい方がいらっしゃる方は、お気軽にご来場・ご相談ください。

【札幌市中央区会場】

開催日時:令和4年8月8日(月)10時~11時30分まで
会  場:桑園ふれあいセンター・大広間
住  所:札幌市中央区北7条西15丁目

開催日時:令和4年8月16日(火)10時~11時30分まで
会  場:桑園ふれあいセンター・大広間
住  所:札幌市中央区北7条西15丁目

※中央区会場開催からのお知らせ
本イベントは札幌市内の介護予防センター様のご依頼で実施しております。
新型コロナウイルスの感染状況により、中止または延期することがございますので、各会場に参加を希望される方は、必ずご来場前に下記センターまでご連絡ください。
連 絡 先:札幌市中央区介護予防センター大通公園
電話番号:011-271-1294

 

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