《補聴器は「雑音を拾う」は本当?》と《補聴器に「合う人、合わない人」がいるの?》について

2021/7/13 火

「補聴器は雑音を拾うので、聞こえに違和感を感じるから使用するのを止めた」と、補聴器を使用しなくなった方のご意見として伺うことがあります。しかし、実はその状況のほとんどが勘違いのケースが多いです。

難聴者(老人性難聴)は、家族など周りの人との会話が大きい声になってしまったり、テレビの音を聞こえる大きさまで音量を調整するので、それ以外の周囲の音が聞こえにくくなっていても段々と気づかなくなります。すると人間の脳は、大きな声や音だけが聞こえる状況に慣れてしまい、「周囲の音が聞こえなくなっていても気づかない状態」になってしまう可能性があります。

その状態から「周りの人との会話のやり取りが難しくなった」、「認知機能の低下を予防したい」等から補聴器を使用すると、今まで気付かなかった周囲の音が聞こえてきて、その音を《雑音》と感じてしまうのです。しかし、それらの音は《雑音》ではなく、周りの人たちも同じように聞こえている、大切な《日常生活音》なのです。《日常生活音》が聞こえるということは、周りの環境を知るだけではなく「誰の声?」「何の音?」等を考えるようになり、脳が活性化され、認知機能低下の抑止にも繋がります。

ひまわり補聴器センターでは、補聴器の購入前に機種によっては1週間無料で補聴器をお試しいただけます。試聴していただいた方の大半が補聴器の効果に満足していただけますが、中には「自分には補聴器が合わない」と使用を断念される方もいます。

補聴器は、使用していくうちにご自身の【音質の好み】がわかってきます。したがって、ご自身に「合う」「合わない」ではなく、「慣れる」ものだと我々は考えます。補聴器に慣れる前に使用を諦めてしまわないように、そして補聴器の効果を十分に感じていただくために、ひまわり補聴器センターは補聴器の使用に慣れる方法をお客様にお伝えいたします。

補聴器は“購入して終わり”ではありません。販売スタッフが、聞こえでお悩みのお客様に寄り添い、補聴器を“使用しながら慣れていく”ことに長期的にサポートしていきます。

        

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